コールセンターは看護師の働き方の一つ

看護師というと、多くの人が持つイメージは病院や医療設備で勤務している姿ですが、その働き方には様々な形態があり、中でも近年注目を集めているのがコールセンターです。

病院の休診日や夜間などに病気の症状が出たり怪我をしたりした人に対して医療従事者である看護師が電話口で応対し、患者さんの状況を把握して現場でできる応急処置を指示したり、救急搬送の手配などをしたりします。

緊急時でパニックになってしまいどうしていいかわからない人や、救急車を呼ぼうとしても状況説明できないというような人でも医療従事者の冷静で的確な指示で最適な処置をすることができます。

実際に病院などの医療施設で患者さんと向き合ったり、様々な処置をしたりするということはありませんが、自宅や介護施設、職場など医療従事者がその場にいない状況で不測の事態が起こったときに頼れる存在として年々需要が高まってきており、コールセンターを立ち上げる病院も多く出てきています。

看護師にとっても、家事や育児、介護などの問題から日中病院で勤務できない場合でも時間に融通が利き、看護師としての経験や知識を生かして人のために役立つ仕事ができるという点で魅力の多い職種の一つです。

需要が高まってきているといっても地域によっては一部の大きな病院でしか導入されていないこともあるコールセンターですが、今後さらに普及していけば、多くの人が安心して暮らせる社会へと一歩近づくことが期待されています。

体験談:【看護師のコールセンターってどんなところ?